「ブラインドタッチって、練習すればできるようになるんだろうけど…面倒だし時間もかかるし」
そう思って結局やらずに終わってしまう人、多いのではないでしょうか。
実は、私もその一人でした。
今回は、全くブラインドタッチができなかった主婦が、4ヶ月かけて途中で休憩(サボり)も挟みつつ、スコア300(=ブラインドタッチ達成の目安)を目指した軌跡を、「スコアの壁」ごとに振り返ってみたいと思います。
スコア50〜100|キーボードの位置すらわからない状態からの出発
タイピング練習を始めた当初、ブラインドタッチを意識して打とうとするとスコアは70〜80台。ひどいときは50台でした。

最初に取り組んだのは「キー配置を覚えること」。
📌やっていた練習法
▶e-typingの「基礎練習」A〜Zで、アルファベットの場所と指使いを徹底的に覚える
▶手元は絶対に見ない
(紙をかぶせるなどして)
▶毎日30分〜1時間練習

最初はとにかく打ち間違いが多く、キーボードを見ながら打った方が早い…とイライラ。でも、「手元を見ない」を守って続けたことで、少しずつキーの位置が体に染み込んできました。
スコア100〜150|やっと慣れてきたけど、夫との比較で心が折れる
スコアが100を超えてくると、「お、打てるようになってきたかも?」と実感し始めます。

この時期に行っていたのは:
📌やっていた練習法
▶e-typingの「基本練習」ローマ字入力練習でタイピング練習
(スコアが200とれるまで繰り返し練習)
▶正確性を重視して、力試しを何度も繰り返す
▶模擬試験4級へのチャレンジ

この頃、夫に「ちょっとやってみて」とe-typingをお願いしたら、いきなりスコア150超え。
しかも、夫はブラインドタッチすらしていない。
「なんで毎日練習してる私が負けてるの…?」とへこみましたが、「私は“ブラインドタッチ”を目指してるんだ」と気持ちを立て直して継続。
「タイピング練習 上達」などで検索をかけまくっていたころ。
よく言われていたのが以下の二つ!
▶絶対に手元を見ないこと
▶早さより正確性
私もこの二つをとにかく忠実にまもりました!
タオルで手元を隠して練習がおすすめ!
スコア150〜200|模擬試験3級合格で見えた手応え
この時期は、ひらがな入力の精度がかなり上がってきた頃。毎日「力試しチェック」を数回と、模擬試験3級を重点的に練習しました。

📌やっていた練習法
▶練習の初めに「基本練習」ローマ字入力練習でタイピング練習
▶模擬試験3級の単語・短文・長文でどれかで「スコア200を超えて合格ラインに達したらその日は終了」と決めて集中して練習
→超えないで終了する日もしばしば。
▶長文【ランキング世界の童話】でときどき練習「世界の童話」シリーズは、自分のスコアが他人と比較できてモチベーションが上がりました!
▶最後に数回力試し

模擬試験3級に合格できたとき、「あっ、やっとブラインドタッチが身についてきたんだ」と実感できたころ、力試しのスコアも安定して200を超えるように!
スコア200〜250|ランキングと長文練習で伸び悩みを突破
この壁がかなり厚かった…!
200を超えてから、「力試しチェック」でまったく伸びなくなりました。
▶この頃、一度中だるみして1ヶ月ほど練習をサボってしまいました
📌見つけた練習法
そんなとき出会ったのが、
▶タイピングゲーム「寿司打」!
ゲーム感覚で楽しく、しかもスピードを意識する練習になるので、飽きていたタイミングにぴったりでした。
しかし「すしだ」で速さを意識しすぎると、正確性がどんどん悪くなるという・・・
▶寿司打の正確性モードやe-typingの模擬試験2級(基礎・短文・長文)も同じ日に必ずするようにしました。

この時の寿司打のスコアは、5000円コースで7000円前後くらい。
あと、フリガナ付きモードがおすすめ。

しかし、模擬試験2級の壁が厚すぎる。苦戦しながら、単語・短文・長文のどれかで合格できるようになった時に、力試しでもスコア250がとれるように!


模試3級から2級へは一気にレベルが上がり、なかなか合格できませんでした。ここが本格的な「伸び悩み期」の始まりです。
スコア250〜300|最難関の壁を突破!
ここが本当に「鬼の壁」でした。
「すしだ」と並行してe-typingの模擬試験2級(基礎・短文・長文)を続けると、少しずつ成績も回復。
とにかく毎日30分くらいするようにしていました(3日ぐらい忘れている日もありましたが・・・)
ただ、練習を始めると、たのしいので時間があっという間にすぎました。
そもそもWPMに290の壁があって、300いかない期間が長い
速さに気を取られると正確性が格段におちてスコアが200切ることも・・・
自分の中のリズムがあってそのテンポを速くすると一気にミスが起こる・・・
正確性を保ちながら、自分のリズム自体を早くしていかないと300はむずかしい・・
📌やっていた練習
▶寿司打の1万円コースで損をしないことを目標に練習
▶模擬試験2級合格を目指してひたすら頑張る
この時になると、考えなくても勝手に手が動くようになってきました。逆にタイプを意識しすぎるとミスが多くなるという謎現象・・・
▶私の場合はGとHが混同してミスすることがおおかったので、そこだけ意識してあとは手に任せる感じで練習していました
スコア270が平均的にとれるようになってきたある日・・・

突然、スコア300を突破!!!
これまではWPMですらなかなか300を超えなかったのですが、正確性を意識しながら継続して練習していたおかげで、WPMが300を突破したタイミングで同時にスコアも300超え達成しました!
この時に、寿司打の1万円コースでは1000円前後のプラスになるようになりました。

スコアの推移のグラフ
私が4ヶ月間e-typingで練習してきた「腕試しチェック」のスコア推移です。
(同じようなスコアの時は登録していないこともあったので、練習回数はこの5倍くらいあります。)

▶特にスコア200→300になるまでに、かなり時間がかかっていることがわかります。
最初のうちは、毎回スコアがぐんぐん伸びる楽しさがありましたが、200を超えたあたりからは「伸び悩み」「停滞」が続く時期になりモチベーションの維持が大変でした。
練習のポイントと続けるコツ
▶基礎練習で「正しい手の位置」をまず体に覚え込ませる
▶伸び悩みを感じたら「寿司打」などゲーム要素を取り入れて飽き防止
▶練習記録(カルテ)を残して成長を見える化
▶速さより正確性を優先する(結果としてスピードもついてくる)
これらを続けていくと、
①得意なキーができる
②得意な文字ができる
③得意な単語ができる
という順で自然と速度があがりました。
なので最優先は正確性で、繰り返し練習することで慣れで速度がついてきた印象。
おわりに|練習すれば、誰でもブラインドタッチはできるようになる

いまはキーボードを見ながら打っている方も、少しずつ練習を習慣化すれば、必ずブラインドタッチは身につきます。
私自身、もともと飽き性で、何度も途中休憩(サボり)しながらの4ヶ月で目標を達成できました。大切なのは「完璧に続けること」ではなく、「やめずに続けること」。一度練習を中断してしまっても、また再開すれば必ず積み重ねになります。
また、いまはe-typingや寿司打のような無料サイトが充実していて、ゲーム感覚で気軽に取り組めるのも大きな魅力です。単調な練習だけでなく、点数が出たりランキングに挑戦できたりするので、飽きやすい方でも続けやすいと思います。
ほんの数分の練習からでも大丈夫。ブラインドタッチへの一歩を踏み出してみませんか?