最近では「結婚式をしない」“ナシ婚”を選ぶカップルも増えていますよね。
でも、それは「何もしない」ということではなく、
▶フォトウエディングだけで記念に残す
▶家族だけの食事会スタイルで行う
▶新婚旅行とあわせて海外での小さな挙式をする
……など、結婚式のスタイルが多様化しているようです。
どれも「お金をかけすぎない」「自分たちらしく」がキーワードになっています。私たち夫婦も、いわゆる“ミニマム婚”を選びました。
でも、「節約=妥協」ではありません!ゲストにも満足してもらいながら、約50万円の節約に成功した、
【リアルな体験を元にした節約テク10選】をご紹介します。
フォト婚・少人数婚・ミニマム婚を考えている方にも、きっと参考になる節約アイデアがあると思うので、ぜひ最後まで読んでみてください。
お金をかけるべき?節約すべき?結婚式で後悔しないための考え方
結婚式では料理、ドレス、装飾などのグレード選びが大変で、全てを高グレードにすると費用が膨らみます。
私たちはゲスト経験を活かし、お金をかけるポイントと節約するポイントを以下のように、仕分けしました。
節約NG! お金かけポイント | 賢い花嫁になろう! 節約ポイント |
---|---|
料理 高グレードを選ぶべし!料理で式場を選ぶ覚悟で! | 引き出物 |
お車代とお礼 遠方の方に配慮、礼儀を大切に! | ムービー |
ウエディングドレス 一生に一度!ここは譲れない!夫への敬意も込めて! | ペーパーアイテム |
招待状 | |
装花 | |
アルバム | |
花嫁美容 | |
ブーケ | |
テーブル装飾 | |
花嫁・花婿小物(ドレス下着、ハンカチ、シャツ、チーフなど) |
▶すべてを節約しようとすると満足度が下がる
▶「ゲスト目線」で決めるのが成功の秘訣!
リアル花嫁が実践!満足度そのまま節約術10選(約50万円節約)
満足度を下げずにできる具体的な節約方法をご紹介します。
※式場によっては「持ち込み禁止」などの制限がある場合があるので、事前に確認をおすすめします。
1.①引き出物は「ヒキタク」でスマートに! 【節約:2~3万5千円 】

『ヒキタク』は引き出物の宅配サービスで、式場で準備すると引き出物袋代が1枚400〜700円かかりますが、ヒキタクなら袋代が節約でき、荷物も少なくゲストに喜ばれます。50名で2万〜3万5千円の節約に!私が参列する結婚式でもこれはうれしい!と心から感じました。個人的には、ギフト内容も式場提携のものより品が良かった印象です!
私たちは「ヒキタクにしたい」と伝えると、『結‐yui-』を紹介され、非常に満足しています。詳細は別の記事をご覧ください。
【デキる花嫁になる!ワンポイントアドバイス!】
‟ヒキタクを使うなら小さい袋も用意!”
ヒキタクで袋代を節約しても、小物がパーティーバッグに入らないことが多いので、小さな袋を用意すると喜ばれます。
私は無印良品の布袋(200〜250円)を使い、布用スタンプやリボンでアレンジ。節約派は楽天で厚手の紙袋を購入するのもおすすめです!
②ムービーはテンプレ×自作で20万円カット 【節約:20万円前後】

結婚式の映像(オープニング、プロフィール、エンディング)は盛り上がりますが、式場に依頼すると20~25万円かかります。おすすめは、作家さんからテンプレートを購入して自作する方法です!式場に依頼するより格段に安く、作家さんが作るのでクオリティーも高いです。テンプレートに写真や動画を入れるだけで、時短かつ簡単に完成します!
方法 | 費用の相場 |
---|---|
結婚式場に全部依頼 | 20~25万円 |
作家さんに全部依頼 | 2~10万円 |
完全自作 | 0円 |
テンプレ購入 | 5千~2万円 |
私はminne(ミンネ)とココナラでテンプレートを購入しました。どちらも無料登録で、多くの作家さんを比較でき、口コミも確認できます。
また、写真や動画を送ることで完成動画を作ってくれるサービスもあり、PCが苦手な方や時間がない方におすすめです。


③ペーパーアイテムはテンプレート一択 【節約:1~2万円】
結婚式では、席次表やプロフィールブックなどのペーパーアイテムが必要ですが、式場で依頼すると1人あたり各400~1000円かかります。費用を節約しつつオリジナリティを出したいなら、作家さんのテンプレートがおすすめです!
【注意点】
- 印刷には最短でも1週間以上かかるため、余裕を持って準備が必要
- 印刷代は別途数千円(枚数による)
- ズレがないようにしっかり確認すること
④招待状はWEB化して切手代ゼロに【節約:1万9千円~2万5千円】

最近、WEB招待状が主流となり、節約と利便性の面でおすすめです。通常の招待状は1名あたり300~400円、切手代が1通84円~94円かかりますが、WEB招待状は無料サービスが多く、50名の場合、1万9千円~2万5千円の節約が可能です。
WEB招待状は、手間が少なく、ゲストの返送も簡単で便利です。年配のゲストや目上の方への配慮が必要な場合もありますが、非常におすすめです。
⑤アルバムは式場で頼まない!【節約:20万前後】

結婚式場でアルバムを依頼すると10~30万円かかりますが、外注で高クオリティのアルバムが5千円から作れます。式場では写真データのみ購入し、アルバム作成は後で考えるのがおすすめです。結婚式準備中は金銭感覚がズレやすいので注意しましょう。
私はデータをもらって、最寄りのカメラのキタムラで作りました!ページ数にもよりますが、式場で作ってもらう10分の1くらいでできました!

⑥花嫁美容は体験で比較!【節約:5千円~】

一生に一度の結婚式、花嫁美容にも力を入れたいですよね。私はホットペッパービューティーでエステやまつげパーマの初回体験をたくさん試し、結婚式直前はその中で気に入ったお店にお願いしました。
体験は結婚式1カ月前までに行い、自分に合うものを見つけましょう。体験当日は雰囲気に流されず、次回の予約や契約はしないように徹底しましょう。
⑦装花は季節の花でナチュラル&節約

結婚式の装花は意外と高額ですが、季節の花やカスミソウを使うと費用を抑えられます。カスミソウはボリューム感があり、ドライフラワーにもできてお得です。
⑧ブーケは高級造花&メルカリでお得に
最近ではアーティフィシャルフラワー(高級造花)の質が向上し、生花と見分けがつかないほどです。価格は生花と同程度で、ドレスとのコーディネートも選べ、式後の記念にもなります。生花にこだわらなければ、検討する価値があります。
私はメルカリで定価2万円のアーティフィシャルフラワーブーケを8千円で購入し、式後7千円で売却。実質2千円でブーケを用意できました。精巧で参列者や親も造花だと気づかず、フォトウエディングにもおすすめです!
⑨メルカリで小物を揃える+売却も!【節約:5万円~】

結婚式では、1日だけ使うアイテムに意外とお金がかかります。私は「メルカリで検索してみる」を徹底し、ほとんどのものを見つけました。わたしは以下のものはメルカリで半額以下で購入しました。
特に花嫁の下着は高価ですが、試着でブランドやサイズを確認後、メルカリで6千円ほどで購入できました。だいたい定価の7~8割引きで手に入れることができました。
結婚式後、メルカリで購入したものをさらに売却し、物が増えず節約できました。ほとんどは中古購入価格のままor1~2割引きで売却でき、5万円ほど節約できた印象です。中古品に抵抗がない方にはおすすめです。
⑩夫婦で価値観を共有してブレない判断を
結婚式の準備では、「ここは節約したい」「ここはお金をかけたい」という気持ちが夫婦でズレることもあります。
でも、お互いが納得していないまま決めてしまうと、後で「やっぱりこうすればよかった…」と後悔する原因にもなります。
私たち夫婦は、「何にこだわりたいか」「どこなら節約しても満足できるか」を一つずつ話し合って、優先順位を明確にしていきました。
たとえば、「料理は絶対に妥協したくない」とか、「ドレスより写真を大切にしたい」など、価値観は人それぞれ。
話し合っておくことで、情報や見積もりに振り回されず、自分たちにとって本当に必要な選択ができるようになります。
“誰のための結婚式か”を忘れずに、夫婦で同じ方向を向いて進めることが、満足度の高い結婚式をつくる一番の秘訣かもしれません。
まとめ|満足度はそのままに、自分たちらしい節約を
いかがだったでしょうか?
今回は、私たち夫婦が実際に結婚式で約50万円の節約に成功した方法を、10個のポイントに分けてご紹介しました。
中には「これは自分たちには合わないかも…」と感じたものもあるかもしれません。
でもそれで大丈夫!結婚式は、「どこにお金をかけて、どこを工夫するか」を自分たちの価値観で選べるのが魅力です。
私たちも“ミニマム婚”という形でしたが、結果としては大満足の1日になりました。
むしろ、節約の工夫を夫婦で一緒に楽しんだことで、お金の価値観を共有できたり、準備期間がより絆を深める時間になったように思います。
これから結婚式を控えている方にも、
「こんな節約方法もあるんだ!」
「これは取り入れたいかも!」
と、夫婦で話し合うきっかけになればうれしいです。
そしてもし、この記事の中にひとつでも参考になるアイデアがあったなら、それだけでも書いてよかったなと思います。
私はFP(ファイナンシャル・プランナー)の資格を活かして、生活に役立つお金の知識をブログで発信しています。
結婚や家計管理に役立つ記事もたくさんありますので、よければ他の記事ものぞいてみてくださいね。